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身辺整理をしたくなるタイミング

身辺整理とは

身辺整理とは身の回りの整理を意味します。

と言っても、お部屋の中を片づける、不用品を整理してスッキリするといった話とは少し違います。

自分の生活スタイルや人間関係、お金のことなども含めて整理をすることを指し、物の断捨離ではなく、ライフスタイルの断捨離や今後の生活のうえでのリセットといった意味合いがあるものです。

身辺整理をしようと思い立つ時

では、人はどんな機会に身辺整理をしたくなるのか。

定年退職や離婚や再婚、事業の失敗、独立開業の前など何らかの人生の節目やターニングポイントとなるときに行おうと考える人が少なくありません。

たとえばですが、定年退職を迎えると一気に収入も減り、金銭的な不安が大きくなる一方で、第二の人生を悠々自適に送りたいと考える方が増えてきます。

現役時代は好き嫌いを問わず、会社の同僚や上司、取引先などとも調子を合わせて接待ゴルフに行ったり、お歳暮やお中元などのやり取りをしてきたけれど、これからは経済的にもお金のかかる付き合いはできないと考えたりする方は多いのではないでしょうか。

本当に仲のいい親友と呼べる人だけの付き合いを残し、それ以外は年賀状のやり取りも含めてお断りする、取引先の付き合いで加入していたサークル活動から脱退する、仕方なく利用していたサービスを解約するなどし、身軽になってスッキリした関係を構築しなおすのも1つの身辺整理です。

また、離婚に伴い、元配偶者との関係でお付き合いしてきた友人や親族関連との接触を切る、元配偶者の口利きで勤めたパート先を辞める、離婚前のことを知っているご近所の方やママ友が多い場所から引越し、誰も知っている人がいない別の場所で生活をリスタートするなども身辺整理の1つです。

会社経営などの場合には、お金の融通をすぐに求めて来る信用力に乏しい取引先や知人などとの関係を断ち切るほか、不良債権の処理や、取引先の選別なども挙げられます。

身辺整理の対象

高齢化を迎える日本では遺品整理や生前整理がしばしば注目されますが、遺品や生活家財などの物の整理やお金の問題の整理、お墓やお葬式のことなどを考えるのとは性質が異なります。

遺品整理や生前整理は終末期に向けて人生の最後を迎えるうえでの整理を意味しますが、身辺整理はこれからの生活をスッキリ快適にさせたり、これまでの生活や人間関係などをリセットしたいときに行われたりすることが少なくありません。

身辺整理の対象となるのも物ではなく、金銭関係や事業関係、人間関係まで幅広く考えられるのです。

遺品整理や生前整理が故人の想いを受け継ぐほか、残される家族に迷惑や負担をかけないようにしながらプラスの物を残していきたいといった想いがあるのに対し、身辺整理は場合によっては全てを断ち切る行為にもなります。

今、自分を取り囲んでいる煩わしい物や、これからの人生やとりたい行動の足かせとなっているものを取り払い、新たな一歩を踏み出すためや、これまでとは違う段階へと入るために行われることが多いのです。

身辺整理のやり方

身辺整理はこれまでの関係性などをクリアにする場合も多いため、今付き合いのある人たちの助けを借りたり、協力を仰いだりするケースはあまり多くありません。

むしろ、冷たく切り離すくらいの勇気が必要であり、今まで続けてきたことをやめる、手を引く、関わらないようにする、関わらないようにしてもらうためのアクションが必要になります。

これからの生活や、これからやりたいことのために何が必要で、何が不要で、どういう関係性を築いていけばいいのか、よく検討しなくてはなりません。

思わぬトラブルを招かないよう、計画を立てて実行していくのがおすすめです。